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「ID: okazakitchen」
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今日はイスラエル観光のハイライト、エルサレムについてお送りします。今日は濃いですよ。
何といってもこのエルサレム、世界的に巨大勢力を持つ3つの一神教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三宗教それぞれの聖地として有名です。それこそ徒歩10分圏内くらいに、すべての宗教的遺物が集まっていまして、世界的に見てもこんな土地はここだけなのではないでしょうか。
おにぎりでいえば、鮭とおかかと昆布がひとつのおにぎりに入っているようなものなのですが、え?全然違うって??
すみません、梅干しとたらことシーチキンでしたか。
エルサレムは、ユダヤ教にとってはユダヤ人が最初に生まれ落ち神が降り立った土地であり、キリスト教にとってはイエスが生まれそして死んだ場所であり、イスラム教にとってはマホメットが昇天体験をした場所という。
これが完全なる偶然とはちょっと言い難く、異なる三宗教の現代からの視点ではわかりませんが、当時、それぞれを結びつける何か事象だったり人物だったり事件なりががあったことは想像に難くありません。浪漫ですね。
さて僕は旧市街近くに宿を取りましたので、徒歩で向かいます。
旧市街は高い城壁で囲まれており、いくつかの門から入ることができます。

旧市街の中は、お土産屋さんや食堂、生活雑貨屋などでひしめいているスークとなっています。スークというのは「市場」という意味です。こういうところは、イスラムの実効支配が長かった名残ですね~。


まずはキリスト教の聖地、聖墳墓教会に行ってみます。
旧市街の中の南西エリア、死刑判決を受けたイエスが十字架を背負って歩いた道というのもしっかり判明しているようで、敬虔なクリスチャンたちが聖書を暗唱しながら歩いていました。このエリアは十字架レプリカや聖骸布を模した生地だったりを売っている雑貨屋が多く面白いですね。

教会内は沢山の人でごった返しており、さすがキリスト教聖地。
ここは、ゴルゴタの丘、つまりイエスがはり付けにされて死んだ場所とされています。究極の聖地やんか……。


一度死んで3日後に復活したというくだりは有名ですが、その場所が教会中央にあり、そこに位置するまさにイエスの墓である石墓内の見学は2時間待ちだそうです。僕もブログ内で嘲笑されよく死にかけては翌朝7時に更新することで復活を果たしていますのでシンパシーが沸きますね。並びませんでしたが。


これがその石墓です。
並ばず小窓から自撮り棒を入れて撮っているオバちゃん逞しすぎるよ。
印象的だったのは、イエスの死体を十字架からおろした時に遺体を置いた石というのがあるのですが、皆さんそこに覆いすがって号泣していました。

しかし…… 凄くないですか。
この広い世界中、イエスが奇跡を起こした場所、イエスの髪の毛がうんたら、イエスのどうのうこうの、というだけで聖地になる場所は腐るほどあると思いますが、ここはまさにイエスが死んだその場所なんです。まさに聖地オブ聖地。
余談ですが、キリスト教といってもその中には色んな宗派があるわけでして、ここは多くの宗派の共同管理の教会になっています。そして大事な鍵の管理や門を開ける係というのは、偏りが出ないようにイスラム教が行っているそうです笑。面白いですよね。
これだけでも満足が出来てしまいそうですが、僕は続きまして岩のドームに向かいます。
途中に売っていたピザ風パンで腹ごなしします。

うまっ!! けど多すぎる。
600円くらい。高い。
そう、イスラエルは物価高いんです。
正直ヨーロッパ並みかそれ以上です。
さて、イスラム教の聖地、岩のドームは超厳重に管理されているため、一日の中の決まった時間にしか観光客向けに開放しておらず、その観光客用入口以外の岩のドームにつながる全ての道は、すべてイスラエル軍によって封鎖されています。「どーもどーも、東京オカザキッチンです」とヘラヘラしてアホのふりをして通ればいけると思ったのですが、徹底して通してもらえませんでした。
ですので、正規の入り口から荷物や格好のチェックをされて入ります。ここは、女性はスカーフを持参しなければならず、膝出し禁止です。入口でスカーフや腰に巻く布などレンタルできるのは親切設計。


キ、キター! 憧れの岩のドーム。
岩のドームというネーミングだけ聞くと、ピザの焼き窯かな?とか思ってしまいそうですが、ここはイスラム教における最重要地のひとつです。
イスラム創始者のマホメットがメッカから一夜のうちにこのエルサレムに移動し、そのまま神アッラーのもとに昇天しその声を聴いた、というとんでも神話のまさにその昇天した際に飛び立ったその岩があるのです。
そこを覆うように教会を作ったので岩のドーム。

しかし…… 凄くないですか。
この広い世界中、世界に16億人の信者を抱えるイスラム教の聖地とされる場所は腐るほどあると思いますが、ここはメッカ、メディナに次ぐ第三の重要聖地と言われています。まさに聖地オブ聖地。ヲタにとっての秋葉原、池袋に次ぐ中野のような場所ということですね。ちょっと違うか。
ああーー、でもね、これ本当に見たかったんです。憧れの岩のドーム。残念ながらモスク内には男性は入ることが出来ないのですが、この外観はずっと昔からあこがれていたやーつです。
ここまででも本当に満足がいくレベルなのですが、僕は続きまして嘆きの壁に向かいます。
凄いことに岩のドームの隣にあります。
さて、ユダヤ教の聖地、嘆きの壁です。
創始者アブラハムが神のお告げを最初に聞いたのがまさにここエルサレムのこの場所。そしてこの地でユダヤ教が最も繁栄していた紀元前~西暦前後の頃、この地に大神殿を建てました。
しかしもうお分かりの通り、その後はキリスト教やイスラム教との土地の取り合いの歴史がありますから、その神殿も取り壊され、現存しているのがこの壁のみ、ということでユダヤ教徒にとってこの壁は祈りの対称最上クラスなわけです。



いやもう、ド級の迫力です。
存在感凄い。

壁は薄いベージュの白壁なのですが、なぜか1~2メートルあたりの高さに黒ずんだ線がずーっと出来ているのわかります? これは、二千年もの間、信者たちがこの壁に触れ続けてきたその結果なんだそうです……。

しかし…… 凄くないですか。
この広い世界中、迫害と差別の歴史を持つ悲しみの民族ユダヤ人コミュニティというのはどこの国にもいたるところにあります。その中でも唯一ともいえるユダヤ人中心国家であるイスラエルの、さらに中心地に、この歴史ある大神殿の壁。まさに聖地オブ聖地。
……。
そうなんです。
ちょっとした聖地が集合しているってレベルじゃないんです、ここは。
キリスト教にとっても、聖地オブ聖地。
イスラム教にとっても、聖地オブ聖地。
ユダヤ教にとっても、聖地オブ聖地。
何だここ。
なんてお腹一杯なんだ……。
それはたぶんピザ食ったから。
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