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まさにこの映画が語っている状況そのものに日本社会も当てはまっているのです。
この週末は映画館もすべてクローズしており、完全自粛モードです。
昨日は家で3本映画見ましたが、悪くない。
というわけで、少し前に見たこの映画を。
いや、面白かった。
interestingという意味の、知的に面白かった。是非今日の記事、読んでください。
【21世紀の資本】 2019 フランス・ニュージーランド
2014年に世界的ベストセラーとなった経済学書「21世紀の資本」を映画形式で見せることで、視覚的にわかりやすく紐解いた作品になります。監修には、著者である当人トマ・ピケティが立ち、あらゆる経済界の著名人のインタビューと事例を織り交ぜながら、資本経済の歴史と今、そしてこれからを見せてくれます。
まず、何が良いって、難解で読む気の起きない経済学書を、2時間の映画仕立てにしたという点です。これは素晴らしい着眼点なのではないでしょうか。そして音楽がフランスのエレクトロデュオ「Air」というのがセンス良すぎ。
この作品の主張は、「全体で見ると経済は発展しているが、富の大半は1%の富裕層に集中しており、大半の人間は何も変わっていない」そして、「それは決して自然的に解決することはなく、政治で意図的に変えるしかない」というこの2点です。
この主張を、過去の歴史における事実を追いつつ、現在の状況と合わせて説明をしてくれるのがこの映画だと僕は認識しました。というか、貧困を語るくせに、この経済学書5千円くらいするので笑、そもそもハードルが高いんだよな。
個人的に面白かったのは上記2つ目の主張で、「富めるものが、なぜ結局貧しいものを救うに至らないのか」という点を歴史学、経済学、そして心理学の観点から追っているところです。あるゲームで、最初から富める状態でゲームをスタートした側のプレイヤーは、いつのまにかその与えられた前提を自分の実力で勝ち取ったものだと勘違いして、貧しい側のプレイヤーを例外なく見下すようになるという心理実験が非常に面白かったです。
富めるものが勝つ。
そして勝てる者は負ける者を本質的には救わない。
これが歴史的にも、人間的にも、事実だというのです。
だからこそ、仕組みとして、制度として、富める者からお金を取らなければならないというのですね。つまり政治が仕組みを変えないことには格差是正は起こらないというわけです。
しかし、考えてみてください。
今の日本政治は、生まれながらにして富める者たちによって動かされているという事実を。
今の日本の選挙は、地盤があって人脈がある人が勝てる選挙になっています。つまり安部さん麻生さん小泉さんを筆頭に、もともと国家の中枢にいて富める者であった二世三世議員の時代ですよね。そしてそして、安倍政権の政治方針は、基本的には強き者が勝つんだ、強い国作りをするんだ、が基本方針なわけじゃないですか。
日本においても、かつては高額だった富裕層への課税、そして大企業の法人税があまり払わなくていいように優遇されていることは知っていますか??
昨日は家で3本映画見ましたが、悪くない。
というわけで、少し前に見たこの映画を。
いや、面白かった。
interestingという意味の、知的に面白かった。是非今日の記事、読んでください。
【21世紀の資本】 2019 フランス・ニュージーランド
2014年に世界的ベストセラーとなった経済学書「21世紀の資本」を映画形式で見せることで、視覚的にわかりやすく紐解いた作品になります。監修には、著者である当人トマ・ピケティが立ち、あらゆる経済界の著名人のインタビューと事例を織り交ぜながら、資本経済の歴史と今、そしてこれからを見せてくれます。
まず、何が良いって、難解で読む気の起きない経済学書を、2時間の映画仕立てにしたという点です。これは素晴らしい着眼点なのではないでしょうか。そして音楽がフランスのエレクトロデュオ「Air」というのがセンス良すぎ。
この作品の主張は、「全体で見ると経済は発展しているが、富の大半は1%の富裕層に集中しており、大半の人間は何も変わっていない」そして、「それは決して自然的に解決することはなく、政治で意図的に変えるしかない」というこの2点です。
この主張を、過去の歴史における事実を追いつつ、現在の状況と合わせて説明をしてくれるのがこの映画だと僕は認識しました。というか、貧困を語るくせに、この経済学書5千円くらいするので笑、そもそもハードルが高いんだよな。
個人的に面白かったのは上記2つ目の主張で、「富めるものが、なぜ結局貧しいものを救うに至らないのか」という点を歴史学、経済学、そして心理学の観点から追っているところです。あるゲームで、最初から富める状態でゲームをスタートした側のプレイヤーは、いつのまにかその与えられた前提を自分の実力で勝ち取ったものだと勘違いして、貧しい側のプレイヤーを例外なく見下すようになるという心理実験が非常に面白かったです。
富めるものが勝つ。
そして勝てる者は負ける者を本質的には救わない。
これが歴史的にも、人間的にも、事実だというのです。
だからこそ、仕組みとして、制度として、富める者からお金を取らなければならないというのですね。つまり政治が仕組みを変えないことには格差是正は起こらないというわけです。
しかし、考えてみてください。
今の日本政治は、生まれながらにして富める者たちによって動かされているという事実を。
今の日本の選挙は、地盤があって人脈がある人が勝てる選挙になっています。つまり安部さん麻生さん小泉さんを筆頭に、もともと国家の中枢にいて富める者であった二世三世議員の時代ですよね。そしてそして、安倍政権の政治方針は、基本的には強き者が勝つんだ、強い国作りをするんだ、が基本方針なわけじゃないですか。
日本においても、かつては高額だった富裕層への課税、そして大企業の法人税があまり払わなくていいように優遇されていることは知っていますか??
持てる者から富を政府が再分配し、全体的な底上げで国作りをしていたのが戦後の政治方針だったわけです。
ですが今は、もともと富を持っている人たちが政治を行う時代であり…… わかりますよね??格差の是正が起きるはずがない、ということです。先のゲームの話のように、もともと持てる人というのは、感覚として格差問題の危機意識が非常に薄いのです。
まさにこの映画が語っている状況そのものに日本社会も当てはまっているのです。
基本的にこの映画はフランスとニュージーランド合作映画ですので、西欧諸国を中心に語られます。しかし日本人が見ても非常に重なる部分が多く、大変面白い映画だと思います。
……あ、いや、僕は思想は結構リベラルですけど、国としての在り方に共産的な考えはあんまり無いですよ。どちらかというと強い国作りみたいなのは割と理解できる派です。と言いつつ、政治的主張はちょっと難しいのでやめておきますが、どうですか?面白くないですか??
……あ、いや、僕は思想は結構リベラルですけど、国としての在り方に共産的な考えはあんまり無いですよ。どちらかというと強い国作りみたいなのは割と理解できる派です。と言いつつ、政治的主張はちょっと難しいのでやめておきますが、どうですか?面白くないですか??
ちなみに現在、コロナウイルス問題という完全予想外の外因で世界経済が揺らいでいます。これは、ある意味、今の格差経済がブチ壊されて変わるチャンスになり得る、とトマ・ピケティさんは言っているそうですよ。
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私生活強め。
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