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今日は絶賛上映中の「パラサイト」について。
カンヌのパルムドールとアカデミー作品賞を同時受賞ということで、これはアジア初、韓国初、のみならず、世界的にも65年ぶりの大快挙です。韓国では当然大きな社会現象になっているようで、ここ日本でも大ヒット御礼中ですね。
昨年の日本公開前から「パラサイトやばい」と映画好きの間でも噂になっていまして、僕も楽しみにしていました。
【パラサイト 半地下の家族】 2019 韓国
一家全員失業中のキム一家は、大富豪パク一家の長女の家庭教師として長男ギウがうまく入り込んだのを皮切りに、弟の美術教師、専属ドライバー、家政婦……と巧妙に策をめぐらせながら一家に入り込んでいきます。底辺生活を送る彼らにとってパク一家の財産をかすめ取ることでちょっとした贅沢と自尊心を得ていくのですが、この一家に仕掛けられた別の意志と対峙することとなり……。
ソン・ガンホが主役を張る作品にハズレ無し。
パク一家の関係者としてひとり、またひとりと入り込んでいく前半部分は、韓国映画お得意のクライムアクション風に割と軽快に進んでいくのですが、パク一家に隠されていた闇とその闇にキム一家が飲み込まれていく後半部分のサスペンスパートとのギャップがストーリーを大きく押し広げていますね。
ネタバレを避けるために多くは語りませんが、韓国でも広がる富裕層と貧民層の対比構造に強烈に焦点をあてた部分や、タイトルにもなっている半地下に掛けられた伏線だったり、キム一家があまりにも簡単にパク一家に入り込めすぎやしないかという突っ込みもなくはないですが、とてもよく練られた脚本です。
キャストも総じて見事で、特に、貧乏なのに割と頭がキレて逞しく、かつ家族愛の深いキム一家の造形が非常に良い。対比されるパク一家の金持ち故の隙だったり純真なところも好感が持てますし、後半の仕掛けになってくるキャラクターも背景がきっちり描き込まれるので感情移入が出来てしまうところが切ない。
ラストシーンも見るものを強烈に惹き付けるビターな寂しさと僅かな希望を魅せる秀逸なラストで、全体的に死角無しといった様相です。
いやーー、しかし凄いですね。
僕はこのブログでも韓国映画は邦画の10年先をいっているとよく書いていますが、見事な快挙ですね。それも、ストーリー薄めだがアジアの雰囲気を押したタイプの映画などではなく、本格派の王道サスペンスで世界を相手取ってカンヌ/アカデミー受賞ってのが凄い。
しかもその歴史的作品の主役を、よりによって韓国社会派映画界のキングともいうべきソンガンホがやはり張っている、という。
なんというよく出来た展開。
カンヌのパルムドールとアカデミー作品賞を同時受賞ということで、これはアジア初、韓国初、のみならず、世界的にも65年ぶりの大快挙です。韓国では当然大きな社会現象になっているようで、ここ日本でも大ヒット御礼中ですね。
昨年の日本公開前から「パラサイトやばい」と映画好きの間でも噂になっていまして、僕も楽しみにしていました。
【パラサイト 半地下の家族】 2019 韓国
一家全員失業中のキム一家は、大富豪パク一家の長女の家庭教師として長男ギウがうまく入り込んだのを皮切りに、弟の美術教師、専属ドライバー、家政婦……と巧妙に策をめぐらせながら一家に入り込んでいきます。底辺生活を送る彼らにとってパク一家の財産をかすめ取ることでちょっとした贅沢と自尊心を得ていくのですが、この一家に仕掛けられた別の意志と対峙することとなり……。
ソン・ガンホが主役を張る作品にハズレ無し。
パク一家の関係者としてひとり、またひとりと入り込んでいく前半部分は、韓国映画お得意のクライムアクション風に割と軽快に進んでいくのですが、パク一家に隠されていた闇とその闇にキム一家が飲み込まれていく後半部分のサスペンスパートとのギャップがストーリーを大きく押し広げていますね。
ネタバレを避けるために多くは語りませんが、韓国でも広がる富裕層と貧民層の対比構造に強烈に焦点をあてた部分や、タイトルにもなっている半地下に掛けられた伏線だったり、キム一家があまりにも簡単にパク一家に入り込めすぎやしないかという突っ込みもなくはないですが、とてもよく練られた脚本です。
キャストも総じて見事で、特に、貧乏なのに割と頭がキレて逞しく、かつ家族愛の深いキム一家の造形が非常に良い。対比されるパク一家の金持ち故の隙だったり純真なところも好感が持てますし、後半の仕掛けになってくるキャラクターも背景がきっちり描き込まれるので感情移入が出来てしまうところが切ない。
ラストシーンも見るものを強烈に惹き付けるビターな寂しさと僅かな希望を魅せる秀逸なラストで、全体的に死角無しといった様相です。
いやーー、しかし凄いですね。
僕はこのブログでも韓国映画は邦画の10年先をいっているとよく書いていますが、見事な快挙ですね。それも、ストーリー薄めだがアジアの雰囲気を押したタイプの映画などではなく、本格派の王道サスペンスで世界を相手取ってカンヌ/アカデミー受賞ってのが凄い。
しかもその歴史的作品の主役を、よりによって韓国社会派映画界のキングともいうべきソンガンホがやはり張っている、という。
なんというよく出来た展開。
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私生活強め。
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レシピブログさんの特集ページで取材を受けました!
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