本日もオカラボにお付き合いくださり
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長い人生のうちの僅か3クリックのお時間を
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「ID: okazakitchen」
登録待ってるぜ!
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★ ★ ★ ★ ★
いやはや、こういう映画に出会うから映画館通いは止められません。
今年はインド映画凄いな~。
いや、今年が凄いんじゃない。もともとインド映画は凄かったんですけど、ちゃんといいインド映画が日本にも輸入されてくることになったということですね。
では行きましょう!
今年トップ3入りますね!超絶名作だと思います。
【GULLY BOY】 2018 インド
インドはムンバイのスラム街で暮らすムラドは、ある日大学の学園祭に出演していたMCシェールの見事なフリースタイルのラップパフォーマンスに衝撃を受けます。身分違いの恋愛に悩む自分、暮らしの中で閉塞した将来に嫌気が差していたムラドは、その自身の境遇や思いをストレートにラップにのせて世の中への台頭を目指します。
いや何が新しいってさ、
インドスラムmeetsヒップホップ!
これよ!!
こんな設定の作品、今までにあった??
ヒップホップというのはそもそも差別や貧困に喘ぐ黒人が、楽器がなくても音楽を行うためには、という状況から生まれたミュージックスタイルです。
ゆえに必然的に自分たちの境遇や体制へのカウンターカルチャーという性質を持つわけですが、「インドのスラム」なんて、世界における貧困生活その最たるレベルの存在じゃないですか。その環境とヒップホップを掛け合わせるということはそれ即ち、乗るリリックの重さ、リアルさ、切実さ。これらが見ている者に訴えかけるレベルがそもそも高いわけです。
実際、作中に登場してくるインド人ラッパーたちは基本的にハイエンドな裕福層の人たちばかりです。ですが、スマホやYouTubeといった現代ツールを使ってスラムから成り上がってくるムラドと盟友MCシェール、彼らの富裕層に対するカウンターリリックは非常に熱く、胸にくるものがあります。
途中、しっかりした音源を作るためにスタジオでレコーディングをして、並行してMV撮影に望むシーンがあるのですが、鳥肌立ちっぱなしで泣きそうでした。
また、インド映画お決まりの演出もしっかり踏襲しており、ひとつは、インド映画特有のあの突然歌って踊りだすダンス演出(これがダメだという人も多そうですが)。ですが、ここはそのシーンが全てヒップホップのフリースタイルバトルや、MV作成、といったシーンに置き換わっており、非常にスタイリッシュな演出になっています。
さらに、恋愛、家族、友情、の要素を詰め込む大作志向。個人的にはエンタメに突き抜けていくこのスタイルは結構好きなのですが、これもまさかここで友情演出入れてくる?という絶妙な計算がされているシナリオでした。シナリオは本当によく出来ています。
登場キャラクターも非常に良く、主人公ムラドはもちろん脇を固める仲間たちが非常に熱い。特に、彼を底辺生活から華々しい音楽の世界に引き上げてくれるMCシェールは、最高の盟友を絵に描いたような役どころ、スラムの仲間たちも終盤魅せてくれますし、医者を目指す恋人役のサフィナも非常にキャラが立っていました。
ムンバイスラムで生活しているからといって、スマホも持っているし、大学にも通うことはできている。毎日水を運ぶために3時間歩いており日々の食事も難しい、とかそういうことはなくて、日常生活は割と普通に送れている。ただ、そこから先の暮らしの向上は生活弱者として望みにくい。このあたりもインドの現在としてリアルです。
今年は、貧困を突き詰めて描いた「存在のない子供たち」という傑作映画がありましたが、こちらは貧困をエンターテイメントに昇化した傑作といえるでしょう。
こういった素晴らしい映画がインドやレバノンといった国から出てくるというのは、世界的に映画制作や表現の簡素化や低価格化が進んでいるいい例で、本当の意味での世界群雄割拠の映画時代が到来しているといえますね!
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■
いやはや、こういう映画に出会うから映画館通いは止められません。
今年はインド映画凄いな~。
いや、今年が凄いんじゃない。もともとインド映画は凄かったんですけど、ちゃんといいインド映画が日本にも輸入されてくることになったということですね。
では行きましょう!
今年トップ3入りますね!超絶名作だと思います。
【GULLY BOY】 2018 インド
インドはムンバイのスラム街で暮らすムラドは、ある日大学の学園祭に出演していたMCシェールの見事なフリースタイルのラップパフォーマンスに衝撃を受けます。身分違いの恋愛に悩む自分、暮らしの中で閉塞した将来に嫌気が差していたムラドは、その自身の境遇や思いをストレートにラップにのせて世の中への台頭を目指します。
いや何が新しいってさ、
インドスラムmeetsヒップホップ!
これよ!!
こんな設定の作品、今までにあった??
ヒップホップというのはそもそも差別や貧困に喘ぐ黒人が、楽器がなくても音楽を行うためには、という状況から生まれたミュージックスタイルです。
ゆえに必然的に自分たちの境遇や体制へのカウンターカルチャーという性質を持つわけですが、「インドのスラム」なんて、世界における貧困生活その最たるレベルの存在じゃないですか。その環境とヒップホップを掛け合わせるということはそれ即ち、乗るリリックの重さ、リアルさ、切実さ。これらが見ている者に訴えかけるレベルがそもそも高いわけです。
実際、作中に登場してくるインド人ラッパーたちは基本的にハイエンドな裕福層の人たちばかりです。ですが、スマホやYouTubeといった現代ツールを使ってスラムから成り上がってくるムラドと盟友MCシェール、彼らの富裕層に対するカウンターリリックは非常に熱く、胸にくるものがあります。
途中、しっかりした音源を作るためにスタジオでレコーディングをして、並行してMV撮影に望むシーンがあるのですが、鳥肌立ちっぱなしで泣きそうでした。
また、インド映画お決まりの演出もしっかり踏襲しており、ひとつは、インド映画特有のあの突然歌って踊りだすダンス演出(これがダメだという人も多そうですが)。ですが、ここはそのシーンが全てヒップホップのフリースタイルバトルや、MV作成、といったシーンに置き換わっており、非常にスタイリッシュな演出になっています。
さらに、恋愛、家族、友情、の要素を詰め込む大作志向。個人的にはエンタメに突き抜けていくこのスタイルは結構好きなのですが、これもまさかここで友情演出入れてくる?という絶妙な計算がされているシナリオでした。シナリオは本当によく出来ています。
登場キャラクターも非常に良く、主人公ムラドはもちろん脇を固める仲間たちが非常に熱い。特に、彼を底辺生活から華々しい音楽の世界に引き上げてくれるMCシェールは、最高の盟友を絵に描いたような役どころ、スラムの仲間たちも終盤魅せてくれますし、医者を目指す恋人役のサフィナも非常にキャラが立っていました。
ムンバイスラムで生活しているからといって、スマホも持っているし、大学にも通うことはできている。毎日水を運ぶために3時間歩いており日々の食事も難しい、とかそういうことはなくて、日常生活は割と普通に送れている。ただ、そこから先の暮らしの向上は生活弱者として望みにくい。このあたりもインドの現在としてリアルです。
今年は、貧困を突き詰めて描いた「存在のない子供たち」という傑作映画がありましたが、こちらは貧困をエンターテイメントに昇化した傑作といえるでしょう。
こういった素晴らしい映画がインドやレバノンといった国から出てくるというのは、世界的に映画制作や表現の簡素化や低価格化が進んでいるいい例で、本当の意味での世界群雄割拠の映画時代が到来しているといえますね!
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私生活強め。
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ニッスイでおなじみ、日本水産さんの公式コミュニティサイト「みんなのしあわせごはん」の中で、「しあわせ料理人」と称してレシピ提供をしております。
コチラから!
普段とは違う僕が見れるかもしれません笑。
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レシピブログさんの特集ページで取材を受けました!
私の台所が激しくひん剥かれています。是非!
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しっかりしたドラマがある映画なんですね。
インド映画って見たことないんですが、
歌って躍って長時間、というイメージでした。
名古屋も上映館あるかなー。