本日も本当にあった岡い話にお付き合いくださり
誠にありがとうございます。
長い人生のうちの僅か3クリックのお時間を
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いただけますと幸いです。
「ID: okazakitchen」
登録待ってるぜ!
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★ ★ ★ ★ ★
今年の夏休みアニメ映画の目玉は、「天気の子」なのかなと。
「君の名は」で一躍国民的映画監督の仲間入りとなってしまった新海誠監督の最新作です。
見に行く前は、まわりの人たちからの評価は「賛否両論」。
「君の名は」のレビューの時にも書いたのですが、大衆向け映画を作れるようになった新海さんでしたが、本作はそれに対する若干のわかりやすいアンチテーゼ作品にもなっており、古参ファンはニヤリとする作品になっていたのではないでしょうか。
【天気の子】 2019 日本
島での生活に嫌気がさし東京に家出してきた少年帆高と、あることをきっかけに雨模様を晴天に変質させることができる能力を持った少女陽菜の出会いと別れの物語。新宿で路上生活ギリギリの状態になってしまう帆高をかくまう弱小編プロライターである須賀と夏美との交流を経て、距離が近づいていく陽菜に課せられた悲しき運命を打破するために奔走する少年の青春ジュブナイルです。
すいません、完全におっさんサイドの須賀さん視点で見てました本当にありがとうございます。声をやっていた小栗旬が同い年ということもあり…。
しかし映像美すごいですね。雨の表現は昔から凄まじい新海映画ですが、過去最高レベルの映像美、これを見に行くだけでも価値があると思いますが、もちろん大衆夏休み映画を意識した動きのあるストーリー展開を見せます。
登場人物たちの出会いと通わせ合いを描く序盤から、雨が一向に降り止まない東京で「晴れ間」を作ることにビジネスチャンスを見出した主人公たちの行動、陽菜の運命と救済に奔走する帆高、そしてクライマックス、というストーリーの流れは非常にわかりやすくて綺麗です。
「君の名は」のような物語のドンデン返しを経験していると、ここがシンプルすぎてむしろ物足りないという人もいるかもしれませんね。それから色々な設定の伏線が割と投げっぱなしなのは勿体ない。帆高の家出の理由、陽菜の母親、拾った本物の銃、局地的なダウンバースト、水の竜や魚…… といった壮大につながっていきそうな面白そうな伏線が、特に何も説明はありませんでした。これは、個人的にもちょっと物足りないところではあるのですが、後述する「セカイ系」の割とよくある形ではあります。
で、ここからちょっと突っ込んだ面倒くさい話をするのですが、賛否両論の「否」の方々の意見を聞いていると、大体が「君の名は、のような感じでなかった」「君の名はほど面白くなかった」という感じなんですね。
でもね、そりゃそうなんですよ。
「君の名は」と比べること自体がナンセンスなんです。
「平成狸合戦ぽんぽこ」を見た後に、「風の谷のナウシカ」と比較して話すとか、別にしないじゃないですか、ジャンルがまるで違うので。そういうことなんですよ、これは。
「君の名は」という作品は、あらゆる層に向けて放たれた超大作なわけです。そして、「『天気の子』は完全無欠のハッピーエンドじゃなかったし、主人公たちの行動にも違和感があります」とか言われるわけですが、そもそも「天気の子」はそういう風に作られていないのです。
「天気の子」はね、一見大衆的SFのように見えるんですが、00年代のサブカル系漫画やアニメでは有名な設定ともいえる「セカイ系」のド王道物語なんです。
セカイ系というのは、簡単にいうと、「僕と君の2人だけが世界の存続を担っており、君と世界を天秤にかける」という、そういう設定の作品を指します。君を選べば世界は崩壊し、世界を選べば君を失う。そのビターな切ない展開にこそ「美」があるというそういう作風なんです。
そして新海誠という監督はもともと、この「セカイ系」の作風で有名なアニメーターさんなわけですね。
ということで本作、この「セカイ系」という概念を知っているか否かで評価がガラッと変わるんじゃないかと思います。
つまり、「君の名は」は伏線の張り方やストーリーの展開、収束に至るまで、しっかりと作りこまれた王道の大衆ファンタジーだったわけですが、「天気の子」は伏線や細かい設定、言うなれば世界の方は置き去りにして主人公ふたりの「想い」に収束していく、そういう作品なわけです。そして監督は、「俺はもともとこういうタイプだよ」というのを大衆へのカウンターとして提示しているわけですね。
僕のような、もともと新海誠の何だか救われない感じの映画にハマッていた層は、「君の名は」には、若干のモヤりがあったわけですが、そういう層は、「新海監督やってくれたね!」とちょっと嬉しい気持ちでドヤりたくなるわけですね(とはいっても、「君の名は」自体は超絶傑作です)。
そういった意味での「天気の子」は、僕らが普段見慣れている東京新宿の街並みを、帆高と陽菜の2人の世界がどうリプレイスするかという、狂おしいほどに純粋な物語になっているのです。
長くなりました。
長くなるのは、書きたいことがたくさんあるから。僕にとっては名作の証です。
この予告ムービーたまんないよね。
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■
今年の夏休みアニメ映画の目玉は、「天気の子」なのかなと。
「君の名は」で一躍国民的映画監督の仲間入りとなってしまった新海誠監督の最新作です。
見に行く前は、まわりの人たちからの評価は「賛否両論」。
「君の名は」のレビューの時にも書いたのですが、大衆向け映画を作れるようになった新海さんでしたが、本作はそれに対する若干のわかりやすいアンチテーゼ作品にもなっており、古参ファンはニヤリとする作品になっていたのではないでしょうか。
【天気の子】 2019 日本
島での生活に嫌気がさし東京に家出してきた少年帆高と、あることをきっかけに雨模様を晴天に変質させることができる能力を持った少女陽菜の出会いと別れの物語。新宿で路上生活ギリギリの状態になってしまう帆高をかくまう弱小編プロライターである須賀と夏美との交流を経て、距離が近づいていく陽菜に課せられた悲しき運命を打破するために奔走する少年の青春ジュブナイルです。
すいません、完全におっさんサイドの須賀さん視点で見てました本当にありがとうございます。声をやっていた小栗旬が同い年ということもあり…。
しかし映像美すごいですね。雨の表現は昔から凄まじい新海映画ですが、過去最高レベルの映像美、これを見に行くだけでも価値があると思いますが、もちろん大衆夏休み映画を意識した動きのあるストーリー展開を見せます。
登場人物たちの出会いと通わせ合いを描く序盤から、雨が一向に降り止まない東京で「晴れ間」を作ることにビジネスチャンスを見出した主人公たちの行動、陽菜の運命と救済に奔走する帆高、そしてクライマックス、というストーリーの流れは非常にわかりやすくて綺麗です。
「君の名は」のような物語のドンデン返しを経験していると、ここがシンプルすぎてむしろ物足りないという人もいるかもしれませんね。それから色々な設定の伏線が割と投げっぱなしなのは勿体ない。帆高の家出の理由、陽菜の母親、拾った本物の銃、局地的なダウンバースト、水の竜や魚…… といった壮大につながっていきそうな面白そうな伏線が、特に何も説明はありませんでした。これは、個人的にもちょっと物足りないところではあるのですが、後述する「セカイ系」の割とよくある形ではあります。
で、ここからちょっと突っ込んだ面倒くさい話をするのですが、賛否両論の「否」の方々の意見を聞いていると、大体が「君の名は、のような感じでなかった」「君の名はほど面白くなかった」という感じなんですね。
でもね、そりゃそうなんですよ。
「君の名は」と比べること自体がナンセンスなんです。
「平成狸合戦ぽんぽこ」を見た後に、「風の谷のナウシカ」と比較して話すとか、別にしないじゃないですか、ジャンルがまるで違うので。そういうことなんですよ、これは。
「君の名は」という作品は、あらゆる層に向けて放たれた超大作なわけです。そして、「『天気の子』は完全無欠のハッピーエンドじゃなかったし、主人公たちの行動にも違和感があります」とか言われるわけですが、そもそも「天気の子」はそういう風に作られていないのです。
「天気の子」はね、一見大衆的SFのように見えるんですが、00年代のサブカル系漫画やアニメでは有名な設定ともいえる「セカイ系」のド王道物語なんです。
セカイ系というのは、簡単にいうと、「僕と君の2人だけが世界の存続を担っており、君と世界を天秤にかける」という、そういう設定の作品を指します。君を選べば世界は崩壊し、世界を選べば君を失う。そのビターな切ない展開にこそ「美」があるというそういう作風なんです。
そして新海誠という監督はもともと、この「セカイ系」の作風で有名なアニメーターさんなわけですね。
ということで本作、この「セカイ系」という概念を知っているか否かで評価がガラッと変わるんじゃないかと思います。
つまり、「君の名は」は伏線の張り方やストーリーの展開、収束に至るまで、しっかりと作りこまれた王道の大衆ファンタジーだったわけですが、「天気の子」は伏線や細かい設定、言うなれば世界の方は置き去りにして主人公ふたりの「想い」に収束していく、そういう作品なわけです。そして監督は、「俺はもともとこういうタイプだよ」というのを大衆へのカウンターとして提示しているわけですね。
僕のような、もともと新海誠の何だか救われない感じの映画にハマッていた層は、「君の名は」には、若干のモヤりがあったわけですが、そういう層は、「新海監督やってくれたね!」とちょっと嬉しい気持ちでドヤりたくなるわけですね(とはいっても、「君の名は」自体は超絶傑作です)。
そういった意味での「天気の子」は、僕らが普段見慣れている東京新宿の街並みを、帆高と陽菜の2人の世界がどうリプレイスするかという、狂おしいほどに純粋な物語になっているのです。
長くなりました。
長くなるのは、書きたいことがたくさんあるから。僕にとっては名作の証です。
この予告ムービーたまんないよね。
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私生活強め。
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普段とは違う僕が見れるかもしれません笑。
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私の台所が激しくひん剥かれています。是非!
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