HP1、東京オカザキッチンです。
昨日はひとりで豚の角煮を作ってました。よーそろー。
でもね、皆さん勘違いしているのですが、このクリスマスに僕は敢えてひとりでいるわけですよ。だって僕がひとりと過ごしてしまうと、他の彼女達がかわいそうじゃないですか。だから敢えて誰ともいないわけです。むしろ高尚なわけですよ。
あ、どうでもいい。
はやく行け。
わかりました、すみません。
クリスマスで思い出すのは、北京で過ごした極寒のクリスマスです。
そう……あれは大学3年生の冬、僕はある重い病気にかかっていました。
病名は「ピーターパンシンドローム」
大人になりたくない病です。
え?
今もじゃないかって??
永遠の病だったようです。
それはさておき、極寒の北京の話ですね。
当時大学三年生、僕はまわりが就職活動をし出している中、なんとなく就職する意義のようなものを感じられず、冬休みを使って単身、北京にいました。気温はマイナス10℃にもなり、東京とは違う骨身に沁みる寒さを体感し続けていました。
今となっては、当ブログでの皆さんの冷たい視線で鍛えられていますから、マイナス10℃くらいはどうってことないのですが、当時学生だった僕にとっては相当な厳しさでした。
さらにその日はクリスマス。
世間はクリスマスに沸いている中、僕はひとりで北京の旧城路地地区でくすぶっていました。

僕はその時、胡同というエリアの安宿でドミトリーに泊まっていました。
そのクリスマスの夜に、部屋で一緒になったのが、とある韓国人のお兄ちゃんでした。
彼は、当時28歳で、彼女が北京に住んでいるので冬休みに遊びに来たと言っていました。ソウルでプログラマーをやっているという彼は、ずっと年下の僕に対し、みかんをくれたり変な豆腐料理をくれたりと、とても優しくしてくれました。

僕はつたない英語で、「就職する理由がよくわからない」「まわりは就活しだしてるけど僕は迷っている」「バンドもやっているし」といったようなことを話しました。
すると彼は、こう言いました。
「就職をする気が全く無いんだったらしなくていいと思う。でも就職活動をしようか迷っているんだったらした方がいいと思う。しなかったことで後悔する可能性はあるけど、したことで後悔することはないんじゃないか」、と。
そうニカッと笑って、よくわかんない豆腐料理を追加でくれました。笑
その豆腐は何だったのかよくわからないのですが、僕はその時ハッとしたのです。
なんとなく就活はやっておくか、という気になりました。
僕は当時まだ学生で、しかもロックバンドなんかやって粋がっていたので、社会のシステムに組み込まれることが本当にイヤだったんだと思います。まわりと同じように就職活動をして、誰かの機嫌を取って、ああ日本の社会システムに入っていくのってイヤだなぁ、って多分思っていました。
でも、日本ではないこの土地で、日本人ではない彼にそんな風に諭される。
その状況に僕の中で何かが落ちたのを覚えています。
帰国後は、なんとなく嫌々就職のことを考えるのではなく、僕が進む道のひとつとして正面から働くということを考えるようになった気がします。
それは、ドミトリーで2日間程度一緒になっただけの、もう名前もわからないあの韓国人の兄ちゃんの一言があったからだなんて、これだから旅ってのは面白いものです。

そしてその10年後、「今日も飲み会ちょりっす!」「女子をお持ち帰り!」「アフター5に合コン!」とか書きまくりながら何故か毎日レシピをあげる変態ブロガーになろうとは当時の僕は全く思っていませんでした。
昨日はひとりで豚の角煮を作ってました。よーそろー。
でもね、皆さん勘違いしているのですが、このクリスマスに僕は敢えてひとりでいるわけですよ。だって僕がひとりと過ごしてしまうと、他の彼女達がかわいそうじゃないですか。だから敢えて誰ともいないわけです。むしろ高尚なわけですよ。
あ、どうでもいい。
はやく行け。
わかりました、すみません。
クリスマスで思い出すのは、北京で過ごした極寒のクリスマスです。
そう……あれは大学3年生の冬、僕はある重い病気にかかっていました。
病名は「ピーターパンシンドローム」
大人になりたくない病です。
え?
今もじゃないかって??
永遠の病だったようです。
それはさておき、極寒の北京の話ですね。
当時大学三年生、僕はまわりが就職活動をし出している中、なんとなく就職する意義のようなものを感じられず、冬休みを使って単身、北京にいました。気温はマイナス10℃にもなり、東京とは違う骨身に沁みる寒さを体感し続けていました。
今となっては、当ブログでの皆さんの冷たい視線で鍛えられていますから、マイナス10℃くらいはどうってことないのですが、当時学生だった僕にとっては相当な厳しさでした。
さらにその日はクリスマス。
世間はクリスマスに沸いている中、僕はひとりで北京の旧城路地地区でくすぶっていました。

僕はその時、胡同というエリアの安宿でドミトリーに泊まっていました。
そのクリスマスの夜に、部屋で一緒になったのが、とある韓国人のお兄ちゃんでした。
彼は、当時28歳で、彼女が北京に住んでいるので冬休みに遊びに来たと言っていました。ソウルでプログラマーをやっているという彼は、ずっと年下の僕に対し、みかんをくれたり変な豆腐料理をくれたりと、とても優しくしてくれました。

僕はつたない英語で、「就職する理由がよくわからない」「まわりは就活しだしてるけど僕は迷っている」「バンドもやっているし」といったようなことを話しました。
すると彼は、こう言いました。
「就職をする気が全く無いんだったらしなくていいと思う。でも就職活動をしようか迷っているんだったらした方がいいと思う。しなかったことで後悔する可能性はあるけど、したことで後悔することはないんじゃないか」、と。
そうニカッと笑って、よくわかんない豆腐料理を追加でくれました。笑
その豆腐は何だったのかよくわからないのですが、僕はその時ハッとしたのです。
なんとなく就活はやっておくか、という気になりました。
僕は当時まだ学生で、しかもロックバンドなんかやって粋がっていたので、社会のシステムに組み込まれることが本当にイヤだったんだと思います。まわりと同じように就職活動をして、誰かの機嫌を取って、ああ日本の社会システムに入っていくのってイヤだなぁ、って多分思っていました。
でも、日本ではないこの土地で、日本人ではない彼にそんな風に諭される。
その状況に僕の中で何かが落ちたのを覚えています。
帰国後は、なんとなく嫌々就職のことを考えるのではなく、僕が進む道のひとつとして正面から働くということを考えるようになった気がします。
それは、ドミトリーで2日間程度一緒になっただけの、もう名前もわからないあの韓国人の兄ちゃんの一言があったからだなんて、これだから旅ってのは面白いものです。

そしてその10年後、「今日も飲み会ちょりっす!」「女子をお持ち帰り!」「アフター5に合コン!」とか書きまくりながら何故か毎日レシピをあげる変態ブロガーになろうとは当時の僕は全く思っていませんでした。
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■
そんな彼に敬意を表し、韓国の豆腐料理です。
写真はひとり分です。

【スンドゥブ】 2人分
絹豆腐 400g
たまねぎ 1/4個 あらみじん切り
あさり(殻付) 100g
キムチ 60g
*水 200cc
*ダシダ 大さじ1
*豆板醤 小さじ2
塩 適量
卵 2個
ねぎ 適量
ごま油 適量
1.鍋にごま油を引き、あさり、粗みじん切りにしたたまねぎ、キムチを炒める。
2.(*)を入れて煮立たせたら、絹豆腐を入れる。
3.数分中火で煮込み、塩で調えたら、卵を割り入れ、白身が固まり出したら火を止める。
4.ねぎをのせて完成。
この、「ダシダ」という韓国調味料がポイントです。
最近はスーパーでも比較的見かけますし、ネットなんかでも簡単に手に入ります。
しかし自宅でスンドゥブが美味しく作れることがわかってしまいました。
自分の才能に嫉妬します。
そんな彼に敬意を表し、韓国の豆腐料理です。
写真はひとり分です。

【スンドゥブ】 2人分
絹豆腐 400g
たまねぎ 1/4個 あらみじん切り
あさり(殻付) 100g
キムチ 60g
*水 200cc
*ダシダ 大さじ1
*豆板醤 小さじ2
塩 適量
卵 2個
ねぎ 適量
ごま油 適量
1.鍋にごま油を引き、あさり、粗みじん切りにしたたまねぎ、キムチを炒める。
2.(*)を入れて煮立たせたら、絹豆腐を入れる。
3.数分中火で煮込み、塩で調えたら、卵を割り入れ、白身が固まり出したら火を止める。
4.ねぎをのせて完成。
この、「ダシダ」という韓国調味料がポイントです。
最近はスーパーでも比較的見かけますし、ネットなんかでも簡単に手に入ります。
しかし自宅でスンドゥブが美味しく作れることがわかってしまいました。
自分の才能に嫉妬します。
本日も駄文お付き合いくださりありがとうございました。
最後にお手数ですが、
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レシピブログさんの特集ページで取材を受けました!
「My Precious Kitchen ~世界一楽しいわたしの台所~」
私の台所が激しくひん剥かれています。是非!
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■
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学研パブリッシングさんから発売中です!
オカザキッチンページあります。
★レシピブログmagazine vol.3★
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男子料理みたいなとこに掲載いただいています。
★レシピブログmagazine vol.8★
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キッチン紹介の特集ページの取材をお受けしました!
その韓国人のお兄ちゃんの言葉をちゃんと吸収したということが、オカザキさんの分岐点だったのですね!
人間は忘れるけれど、常に他人から「いい言葉」をかけてもらっていますよね。
大切なことは、それを噛み砕き吸収することの方だと思います!!
何気ない(もしかしたら相手は何とも思ってない)言葉でも意味を見つけられることが「脱ネバーランド」への近道だと思うの。
は!!
クリスマスの朝に、何て真面目なコメントを書いているのやら(笑)