(前回のあらすじ)
モンサンミッシェルに向かうべくレンタカーで山道を走るオカザキッチン一行。雪道という環境や、燃料を入れ間違えるという愚行によりポンコツと化した車は、高速道路でついにスリップしてエンストを起こす……!?




「オワタ」

僕らは急いで車から降りて車を4人で押して路肩に寄せました。あたりが暗くなる中、吹雪の中に茫然と立ちすくむアジア人4人、「こいつら何やってんだ」というフランス人の視線が非常に冷たかったのは全部雪のせいだ。

スリップしたのだって、全部雪のせいだ。
ガソリン入れ間違えたのだって、全部雪のせいだ。
今車がついに動かなくなったのだって、全部雪のせいだ。

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……(サーザエーさんサザエさん、サザエさーんはゆかいだなー)。










ハッ!



いや、全部自分たちのせいだ。 

現実逃避してる場合じゃない。




遠い異国で携帯電話も持たない僕ら、当時はグローバル携帯やスマートフォンなんて万国共通の便利なものなんてありませんでした。助けを呼ぼうにもここは高速道路、誰もいませんし誰も止まってくれません。しかしここが不幸中の幸いだったのですが、遠く向こうで事故車らしきものとそれをレスキューしている大型車のテールランプが見えたのです。

とにかくすがる思いで走りました。
恥をかなぐり捨て、フランスの雪道を、「ヘルプミー!」と叫びながら走りました。



そして僕らは英語の通じないフランス人レスキュー隊になんとかゼスチャー、筆談諸々で真意を伝え、無事レッカーされました。いや、無事じゃないんだけど。自分たちが一体フランスのどこらへんにいるかもわからなかったのでもうなすがままです。茄子の浅漬けくらい茄子がままです。


とりあえず一番近場の工場に連れていかれました。
吊るされて斜めになっている車に乗ったのは後にも先にも僕の人生でこの時だけです。


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「まず燃料を抜かなきゃならないが、今日はもう遅いので明日やる。だから今日はこの村にひとつだけあるゲストハウスに泊まれ」


そう言われ僕らは村唯一のゲストハウスに行きました。こんな辺鄙な村に旅行者なんて来るはずもなく、その日の宿泊客は僕らだけでした。むしろ最新の宿泊客が1ヶ月前で、日本人が来たのは初めてとのことでした。

ゲストハウスのオーナー夫妻は僕たちを歓迎してくれ、たくさんの夕飯を一緒に食べました。

ここはチーズで有名なカマンベール地方近くの山奥だということ。
人口は250人足らずの小さな小さな村だということ。
養鶏場や農業をしつつゲストハウス経営をしていること。
僕らは日本の大学生で卒業旅行中だということ。
事故にあってレッカーされてきたということ笑。

僕たちはフランス語は「乾杯」「お姉さん綺麗ですね」しかわからないので、仏英辞典で会話をしました。おじちゃんが、「スペシャリテな酒だ」と満を持して出してくれたお手製のシードルをボトル2本丸々飲み干してしまいちょっと悲しい顔をされました笑。

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彼らはとても親切でした。
誰だよ、フランス人冷たいとか言ってるのは。いい人ばかりやないか。





翌日起きてみると、あたりはノーマルタイヤで果敢に攻めていた自分たちが恥ずかしいくらいの雪景色。

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そこは僕たちが憧れる、レンガ造りのゲストハウスにアンティーク家具に囲まれた暖炉のある部屋。

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そして日常的に食卓に並ぶワインとチーズ。

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ゲストハウスの横には養鶏場。

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レッカーされたからこそ触れることのできたこの風景に僕たちは満足しました。たとえ修理代が数百ユーロかかった現実が待ち受けていようとも満足しました。

雪道をこれ以上進むのは無理と判断して僕たちはパリに引き返しました。さすがにそこまで馬鹿ではありません。気づくのが遅すぎた。



New Orderの「60 miles per hour」を爆音で流しながら、西日を背に雪景色のフランスのハイウェイをブッ飛ばす僕らはきっとかっこよかったはずです。




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モン・サン・ミッシェルはおとなしく電車で行こう……。
そう思った大学4年生の冬。


■ ■ ■ ★ ■ ■ ■

なぜこの話の流れで生しらすなのか。

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【しらすなめろう】 2人分
生しらす 100g
味噌 大さじ1/2
しょうが 1片
大葉 5枚
みょうが 1/2本
ねぎ 適量

1.味噌は常温に戻し柔らかくしておく。しょうがはすりおろし、大葉、みょうが、ねぎは細かく刻む。
2.(1)をあらかた和えたら生しらすと混ぜる。


かまあげしらすでも美味しいかもね☆
ごはんとセットのやつ。

本日も駄文お付き合いくださりありがとうございました。
最後にお手数ですが、 

 

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