オラ! 東京オカザキッチン! 
ボニータ!そこの君、ボニータ!! 無視しないでボニータ!

最初に言っておきますが、今日のレシピは自信作です。
是非作ってみてください。 

そして、トマトにからめて、旅のトマトにまつわる強烈な思い出を書かせていただければと思います。

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スペインには、トマト祭という大変クレイジーなお祭がありまして、僕はそれにいつか行ってやろうと思っていたんですね。日本のニュースでも毎年必ず取り上げられますので知っている方も多いのではないでしょうか。

スペインのブニョールという小さな町で開かれる、ひたすらトマトをぶつけあうという意味のわからない祭です。

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↑頭おかしいです。(公式HPから)

8月最終水曜日に開かれるこのお祭、普段は住民1万人程度のブニョールに、4万人近い人間が集結してその一日を楽しむんですね。


と、いうわけで、私行っちゃいました。
甘栗むいちゃいました。




あ、言いたかっただけです。
さらっと流してください。


気を取り直しまして、近郊のバレンシア――オレンジで有名なバレンシアですね!そこからローカル電車で大体1時間弱、夜中でしたが車内はすでに酒と歌で大盛り上がりでしたね。

トマト祭は、当日のスペシャル感はもちろん素晴らしいのですが、実は前夜祭も超楽しいということはあまり報道されないので意外と知られていません。メインの通りがイルミネーションで飾られ、机を家の外に出して皆飲み明かし、移動遊園地やバンド演奏など様々なエンタメ企画が催され、完全に町がパーティー状態になっているんですね。

国籍と人種を超えて、ただトマト祭のために集まった馬鹿共が所狭しと夜通し盛り上がっているわけです。僕は、「若いな~」と言いつつそれを眺める・・・なんてことは微塵もせず、笛吹きながら中心地でギャーギャー騒いでいました!! だって楽しいんだMON! 盛り上がっちゃうZE!!!

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ただ、前述のとおり小さい町ですから、宿はまず予約取れません。近郊の大都市バレンシアでさえその時期は予約が取りにくい状況なんです。つまるところ野宿です。

そして前夜祭からのオールで体力を使い果たしたまま、祭につながっていくわけです。



さて、この祭、いきなりトマトを投げ合うかというと実は前座があります。それは、中心地に立つ「パロ・ハポン」と呼ばれる石鹸をぬりたくった棒、この棒の先には生ハムが括り付けられており、それを誰かが取ったらスタートというわけです。アホすぎます。

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で、これが全っっ然取れないんですよ。石鹸で滑って誰も上まで行けない。組立体操みたいにチームワークで勝負しないとダメなわけです。「俺が俺が!」みたいな乱すやつが1人でもいると絶対取れない仕組みになっているのは、いい社会勉強になります。

たまに果敢に登る姉ちゃんなんかもいて、その子の水着がズレちゃったりなんかして、会場が拍手喝采になったりします笑。

これは、年によって取れたり取れなかったりするみたいですね。僕が行った年は結局誰も取れずに、2時間延々とこれを続けていました。いや、はっきり言ってアレは登れるとかいうレベルじゃないです。滑りすぎます。 因みに、ギラギラの太陽の下、この時間帯ずっと東京の通勤電車ばりの満員状態ですからね。倒れる人とかも出ます。

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そして号砲が鳴ると、いよいよスタートです。
あ、まだ始まってなかったんかい。


「TO・MA・TE!!」「TO・MA・TE!!」 と全員のテンションが最高潮に差し掛かると、トラック5台、トマト120トンという日本のお百姓さんも怒る気が失せてしまうほどのウルトラスーパーな物量のトマトがやってきます。日々スーパーでトマト3個入り198円を買うか迷っている自分がちっぽけに感じられます。

ここから先は語るのも恐ろしいほどの阿鼻叫喚、いや狂喜乱舞
テンションにまかせるままに、まわりの人間とトマトを投げ合います!! 上空は赤い飛弾の嵐、足元は赤い海、まわりはトマトまみれの参加者たち。トラックから落とされるトマトのバーゲンセール。 ハッピー? いや、カオスです。そしてたまに固いトマトが飛んできたりしますので注意が必要です。

想像をはるかに超えるテンションと激しさ、そしてしんどい・・・のですがアドレナリンが出まくっているので問題なし。僕はiPhoneをジップロックに入れて水着のポケットに入れていたのですが、トマトまみれになって二度と起動することはありませんでした。チーン。


のちにアップルストアで修理に出そうとしたとき、「原因は何ですか?」と聞かれて、「ト、トマトの海に・・・」とは言えませんでした。

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↑地獄の釜のようです(公式HPから)


トラックも結構えげつなくて、クソ狭い道をクソでかいトラックが進んでくるので、正直何人か轢かれてるんじゃないかと思うくらいギリギリに押し合って避けるわけです。そんなこんなですべてのトラックが通り過ぎてしばらくして終了の号砲・・・。

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凄いもので、終わりとともに中心地や各家庭からの大放水が始まり、1時間後くらいには町はすっかり綺麗になっています。しかし水着も髪もカッピカピやで。喉もカッラカラやで。Tシャツは途中で投げ捨てていたので上半身裸。

そして旅人たちは、何時間も並んで電車に乗り、バレンシアへと戻っていくのです。正直、極度の疲労から帰り道の記憶があんまりありません。


バレンシアの宿に戻りシャワーを浴びると、目からトマトの種が出てきました(笑)。


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そんなトマト祭、しばらくトマトは見たくなかったわけですが、それでもトマトは大好きですよ。
というわけで、トマティーナと日本人の僕が出会った瞬間をイメージして、トマトと和食の出会いを演出したいと思います。

これ、あまりの美味さに自分に嫉妬して、自分を刺すところでした。

と
【蕎麦トマティーナ】 1人分
そば 1玉
トマト 小ぶり1個程度
にんにく 1かけ
たまねぎ 1/16個
小ねぎ 適量
オリーブオイル 大さじ1
めんつゆ(2倍濃縮) 25cc + 水 25cc
大葉 3枚
みょうが 1/2個
レモン 1切れ

1.フライパンにオリーブオイルを熱し、細かくみじん切りにしたたまねぎ、粗みじんのにんにくを茶色くなる程度まで弱~中火で炒める。
2.
そばを茹でて水でしめる。
3.そばに大さじ1程度の小ねぎを和えて、(1)を回しかける。角切りにしたトマトを乗せ、めんつゆをまわしかける。
4.千切りにした大葉、みょうがを乗せ、レモンを添えて完成。


うまい!! うーん、リーマンレシピにしちゃ上出来でしょう。
レモンを絞って混ぜて食べましょう~。爽やかなので、暑くてムシムシする今の季節にも合うと思います。


しかし、あ、赤い。
今日の記事は全体的に赤いで。

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