こんにちは、歌舞伎俳優お忍びの名店、東京オカザキッチン です。
岡崎屋!

ですが、本日は東京ではなく、アルバニアン・オカザキッチン です。

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皆さんは、アルバニア共和国 という国をご存知でしょうか。南イタリアからアドリア海を挟んで反対側にある、"欧州最貧国" と言われている東ヨーロッパの小国です。今も国内総生産は欧州最低です。

公式に「無宗教国家」を宣言していたり、80年代まで鎖国をしていたり、資本主義化した途端にねずみ講が流行り国民の1/3が破産したりと、なかなかファニーなところのある国なのですが、20世紀なかばに対ソの極端な軍事政策を取り、国民すべてに銃器が行き渡るような国民皆兵策を行っていたため、現在もクリーンな治安を確立させたとは言い切れないのが残念なところです。トーチカ(防弾壕)が国の至る所に残っているのも目立ちます。

とはいえ、景気の悪さからインフラ整備が今ひとつ進んでいないことからも、非常に美しい風景や建物が雄大に残っています。今はまぁ旅行だって普通にできますしね (する人あんまりいないと思いますが)。

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これは石の街「ギロカストラ」です。

石畳に石葺き屋根の家が山の傾斜に沿って広がっているという、非常に美しい街です。ここに行くには首都ティラナから速度超過のミニバンで山道を10時間延々と爆走・・・とだいぶしんどいのですが、着いた時の感動もひとしお。山を抜けて、ずーっと広がる荒野を走り続けた果てに現れる石の街は、とてもRPG的というか、冒険心をくすぐられます。

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さぁ、旅話から料理ブログに繋げていきましょう。

この街で食べた料理の中に、「チフチ」と呼ばれるアルバニア伝統料理があります。ライスにチーズとハーブを混ぜて揚げた、そうですねえ、超シンプルなライスコロッケを想像してもらえればいいでしょうかね。

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というわけで作ってみました。
一人暮らしでの揚げ物は、鳥人ブブカ並にハードルが高いので揚げ焼きで作ります。

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【チフチ】 2人分
ごはん 1合程度
卵 1/2個
お好きなハーブ 適量
粉チーズ 大さじ2
塩、こしょう 適量
小麦粉 適量
レモン汁 お好み

1.ごはんに、溶いた卵、ハーブ、チーズ、を混ぜ、塩・こしょうをふる。
2.お好みの大きさのボール状にまるめ、小麦粉をつけてはたいておく。
3.フライパンに油を厚めに引き、きつね色になるまで焼き揚げ、ひっくりかえし同様に。
4.レモンを絞っていただく。薄かったら塩をかけてください。


とてもシンプルな料理ですから、これ単体でおかずとして成立させるというよりは、何か別のものとあわせて食べる方が満足度は高いかと思います。腸の煮込み料理なんかもアルバニアでは人気のある伝統料理ですから、そういったものとの相性が良かった記憶がありますね。

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余談。

僕は基本的に旅行というものは一期一会だと思っているのですが、実はこの超マイナーともいうべき「ギロカストラ」は、2度訪れています。1度目は学生の頃、ギリシャ一人旅をしている途中で北の国境線を越えて訪れました(この街はギリシャとの国境線近くにあります)。

全く予定にない完全に気分に任せた行動で、国境線の係官がバインダーを引っ張り出してきて「日本人が入国可能か」というのを調べる姿や、街の人々の「日本の首都は何というんだ?」という質問はとても斬新でした。

その時出会ったこの街の人々には、本当に良くしてもらいました。とても人なつこく親切で、今までの僕の旅の中でも強く印象に残っている人たちでした。社会人になって東欧の辺境国を旅する計画を立てた時、今度は国内北部から南進する形での再訪を考えたんですね。


そして当時出会った彼らと7年ぶりに再会し当時の写真を渡せたこと……
それがこの旅一番のハイライトだったんだよな。

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