振り返れば奴がいる、東京オカザキッチンです。
今日は、絶賛公開中の「君の名は。」について書こうと思います。
だいぶ暑苦しいので、めんどくさい人は飛ばしていただいて結構です。

【君の名は。】 2016 日本
破竹の快進撃を続ける本作、なんと興行収入100億円超えだとか。
これはスタジオジブリの作品以外ではアニメ映画初の快挙らしいですね。
前回の「言の葉の庭」が1億ちょっとですから、ちょっと尋常じゃない成功を収めてしまいました。
僕は初期から今作に至るまで、新海誠さんの作品はあらかた見ていますが、今回の「君の名は。」は今までの作品の総決算というか集大成である雰囲気を感じました。
ヒロインの実家で祀るご神体まわりの世界観は「星を追う子ども」
ふたりの入れ替わりに仕掛けられた設定は「ほしのこえ」
互いを探し続ける様は「雲のむこう、約束の場所」
大人になってからのすれ違いは「秒速5センチメートル」
新宿を舞台にした日常世界は「言の葉の庭」
そういった要素を散りばめながら物語が組み立てられているところに、古参ファンはニヤリとしたところもあったのではないでしょうか。
個人的には、これまでの新海誠作品で良かったものは、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」の2作品だと思います。
「日常」と「センチメンタル」をため息が漏れるほどの実写以上の映像描写で表現するこの2作、映画なんですけど映画というよりはどこかミュージックビデオのようなイメージを抱かせます。この2作はともに上映時間も1時間程度ですから、長尺じゃないことである程度コンパクトに収められていて、この短さがゆえにうまくいっていた部分もあったと思っています。ともに、主題歌がかかる部分に向けて物語が高まっていくのですが、それがまぁちょうどいい尺なんですね、1時間程度ですと。
一方、「秒速~」での口コミ成功を受け、全国展開し万人受けのジブリ的ファンタジーにチャレンジした「星を追う子ども」は、おもしろいっちゃおもしろいんですが、これといった新海節や突き抜けがあるわけではなかったため正直肩すかし感があり、「こういう大作系はあんまり向いてないんだな」といった感想を抱いたのも確か。
だから本作も、100分の長尺にはなりましたが、男女が入れ替わっているというよくあるラブコメ設定を引き延ばしつつ、美麗グラフィックで魅せる作品なんだろう、くらいに思っていました。しかし実際は、長尺に耐えうるレベルの大きな展開を持つストーリーで、事前情報がなかった僕は、中盤でその展開に頭を打ち抜かれました。
これは、主人公の男女2人の絆を追いかける映画です。
それは単純な男女恋物語ではなく、序盤から仕込まれたあらゆる設定や、ヒロインの家系が代々伝えてきた組紐という文化を通して、関係を必死に紡いでゆくハートフルストーリー。
名画の条件である「脇役が熱い」もしっかり満たしており、まわりの温かい友人たちや家族の協力を得つつ少しずつ、時間をかけて想いを実現していく2人、その結果を見せるラストシーンの鳥肌間違いなしです。
また、彼のこれまでの作品は、センチメンタルさを押し出すために結構ビターに内面をえぐる作品が多く、見る側に余韻を残す閉じ方をするものが多いのですが、本作は素直に良い意味でエンターテイメントしているというか、前半のコメディ的な展開から中盤のシリアスな展開、ラストの切ない展開まで、大勢の人をうなずかせる展開で収束していると思います。
これは、多分クリエイターとしての自負を持って階段を駆け上がっていた20代の頃と、ある程度成功し、また、家族を持った30代である新海誠その人の気持ちの変わり方もあるんじゃないかなと勝手に想像します。30代になった今だから聴ける音楽、読める本、そして見れる映画…… そういうことってありますから。
また、新海映画の大きな特徴として、映画に音楽を合わせるのではなく、音楽に映画を合わせてくる、という特徴的な手法があります。これが、僕が上に書いたミュージックビデオ的だというところなのですが、物語のピークタイムで使用される曲の展開にあわせて絵コンテやストーリーが紡がれているのです。言い換えると、主役が曲寄りになってくる。
この手法は、本作で初めて新海映画を見た人にとってはかなり心に残るイメージを持つんじゃないんかな。特に、今回は4曲その手法が入れ込まれているので、お腹いっぱい感ありますね。終盤ピークタイムのシーンでかかる楽曲のシーンは、落涙鳥肌不可避と言わざるを得ません。
あとは映画を見てくださいとしか。
音楽を担当しているRADWIMPS、僕ら30代、彼らよりも若干上の世代からすると、リアルタイムで通ってきたBump Of Chickenの焼き直し感が凄くて全然手を出してこなかったバンドですけど、正直最高にいい仕事してました。と言わざるを得ないです。
もはや社会現象レベルの映画になってしまっていますが、もしまだ未見で、興味のある方がいたら、是非この予告編を見るまでに留め、ネタバレなどは読まないようにして映画館に直行してほしいと思います。
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■

【山椒納豆】 1人分
納豆 1パック
実山椒 小さじ1
ねぎ 5cm程度
しょうゆ 小さじ1
1.ねぎを小口切りにする。
2.すべて材料を和えて完成。これはごはんとともに。
しょうゆじゃなくて付属の納豆のタレとかめんつゆとかでも美味しいと思います!
本日も駄文お付き合いくださりありがとうございました。

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だいぶ暑苦しいので、めんどくさい人は飛ばしていただいて結構です。

【君の名は。】 2016 日本
破竹の快進撃を続ける本作、なんと興行収入100億円超えだとか。
これはスタジオジブリの作品以外ではアニメ映画初の快挙らしいですね。
前回の「言の葉の庭」が1億ちょっとですから、ちょっと尋常じゃない成功を収めてしまいました。
僕は初期から今作に至るまで、新海誠さんの作品はあらかた見ていますが、今回の「君の名は。」は今までの作品の総決算というか集大成である雰囲気を感じました。
ヒロインの実家で祀るご神体まわりの世界観は「星を追う子ども」
ふたりの入れ替わりに仕掛けられた設定は「ほしのこえ」
互いを探し続ける様は「雲のむこう、約束の場所」
大人になってからのすれ違いは「秒速5センチメートル」
新宿を舞台にした日常世界は「言の葉の庭」
そういった要素を散りばめながら物語が組み立てられているところに、古参ファンはニヤリとしたところもあったのではないでしょうか。
個人的には、これまでの新海誠作品で良かったものは、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」の2作品だと思います。
「日常」と「センチメンタル」をため息が漏れるほどの実写以上の映像描写で表現するこの2作、映画なんですけど映画というよりはどこかミュージックビデオのようなイメージを抱かせます。この2作はともに上映時間も1時間程度ですから、長尺じゃないことである程度コンパクトに収められていて、この短さがゆえにうまくいっていた部分もあったと思っています。ともに、主題歌がかかる部分に向けて物語が高まっていくのですが、それがまぁちょうどいい尺なんですね、1時間程度ですと。
一方、「秒速~」での口コミ成功を受け、全国展開し万人受けのジブリ的ファンタジーにチャレンジした「星を追う子ども」は、おもしろいっちゃおもしろいんですが、これといった新海節や突き抜けがあるわけではなかったため正直肩すかし感があり、「こういう大作系はあんまり向いてないんだな」といった感想を抱いたのも確か。
だから本作も、100分の長尺にはなりましたが、男女が入れ替わっているというよくあるラブコメ設定を引き延ばしつつ、美麗グラフィックで魅せる作品なんだろう、くらいに思っていました。しかし実際は、長尺に耐えうるレベルの大きな展開を持つストーリーで、事前情報がなかった僕は、中盤でその展開に頭を打ち抜かれました。
これは、主人公の男女2人の絆を追いかける映画です。
それは単純な男女恋物語ではなく、序盤から仕込まれたあらゆる設定や、ヒロインの家系が代々伝えてきた組紐という文化を通して、関係を必死に紡いでゆくハートフルストーリー。
名画の条件である「脇役が熱い」もしっかり満たしており、まわりの温かい友人たちや家族の協力を得つつ少しずつ、時間をかけて想いを実現していく2人、その結果を見せるラストシーンの鳥肌間違いなしです。
また、彼のこれまでの作品は、センチメンタルさを押し出すために結構ビターに内面をえぐる作品が多く、見る側に余韻を残す閉じ方をするものが多いのですが、本作は素直に良い意味でエンターテイメントしているというか、前半のコメディ的な展開から中盤のシリアスな展開、ラストの切ない展開まで、大勢の人をうなずかせる展開で収束していると思います。
これは、多分クリエイターとしての自負を持って階段を駆け上がっていた20代の頃と、ある程度成功し、また、家族を持った30代である新海誠その人の気持ちの変わり方もあるんじゃないかなと勝手に想像します。30代になった今だから聴ける音楽、読める本、そして見れる映画…… そういうことってありますから。
また、新海映画の大きな特徴として、映画に音楽を合わせるのではなく、音楽に映画を合わせてくる、という特徴的な手法があります。これが、僕が上に書いたミュージックビデオ的だというところなのですが、物語のピークタイムで使用される曲の展開にあわせて絵コンテやストーリーが紡がれているのです。言い換えると、主役が曲寄りになってくる。
この手法は、本作で初めて新海映画を見た人にとってはかなり心に残るイメージを持つんじゃないんかな。特に、今回は4曲その手法が入れ込まれているので、お腹いっぱい感ありますね。終盤ピークタイムのシーンでかかる楽曲のシーンは、落涙鳥肌不可避と言わざるを得ません。
あとは映画を見てくださいとしか。
音楽を担当しているRADWIMPS、僕ら30代、彼らよりも若干上の世代からすると、リアルタイムで通ってきたBump Of Chickenの焼き直し感が凄くて全然手を出してこなかったバンドですけど、正直最高にいい仕事してました。と言わざるを得ないです。
もはや社会現象レベルの映画になってしまっていますが、もしまだ未見で、興味のある方がいたら、是非この予告編を見るまでに留め、ネタバレなどは読まないようにして映画館に直行してほしいと思います。
■ ■ ■ ★ ■ ■ ■

【山椒納豆】 1人分
納豆 1パック
実山椒 小さじ1
ねぎ 5cm程度
しょうゆ 小さじ1
1.ねぎを小口切りにする。
2.すべて材料を和えて完成。これはごはんとともに。
しょうゆじゃなくて付属の納豆のタレとかめんつゆとかでも美味しいと思います!
本日も駄文お付き合いくださりありがとうございました。
最後にお手数ですが、



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私の台所が激しくひん剥かれています。是非!
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